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「住宅ローンについて、、、与信(よしん)を知る」



家を買おうと決めたら、ほとんどの方は住宅ローンに頼るかと思います。
そこでまず「住宅ローンでいくら借りられるか」を明確にする必要があります。

夢や希望を積み上げていって、予算を決めていくのはおススメできません。

「ガレージは絶対必要」とか、
「収納はあの雑誌に出ていた形にしたい」とか、
「キッチンはメーカーがどこで、こんな機能を付けて」などなど。

欲しいものを探すことで、予算は確実に増加し続けます。
時には夫婦で競い合うように要望が噴出することも。
このように積み上げ方式でいくと、予算がまとまらなくなりがちです。

では、どうするのがよいのか?

まずは「住宅ローンの借入限度額を知る」ということです。
そして「借りる気がないくらい高めの金額で審査を申し込む」のです。

住宅ローンは『支払』ではなく、『返済』です。
必ず返さなければなりません。
当然、借りたら借りた分だけ返済することになります。
長年の返済を考えれば、適正な額に抑えおきたいところではありますが、、、
そこをあえて高めの金額で審査を申し込むのには、ちゃんとした理由があるのです。

<理由その1>
「自分たちの信用度を知る」

まず、金融機関から借りられる限度額を知らなければなりません。
その限度額を業界用語で『与信(よしん)』と言います。
金融機関は、ちゃんと返済してくれる見込みがある人かどうかということを審査します。
与信は、勤務先や年齢や健康状態、返済年数などを考慮して決定されます。

<理由その2>
「不動産だけにお金がかかるわけではない」

従来の生活費に加えて住居費の負担が大きくなると、生活を楽しめなくなる可能性があります。
趣味や旅行、外食などの楽しみがなくなるのが苦痛な人もいるはず。
住宅ローンの仮審査で出た金額はあくまでも借りられる限度額であり、返済できる保証額ではありません。
予算をどのくらい抑えるのが適正なのか、慎重に検討しなければなりません。

<理由その3>
「金融機関の回答が満額とは限らない」

例えば3500万円のローンを審査した結果、3000万円の回答となることもあります。
その場合、与信限度額は3000万円までなので、不足分は他の方法で借りるか、自己資金を充てる必要があります。
減額された場合は、500万円を調達するよりも3000万円の借り入れで購入できる物件を探す方がよいでしょう。


ここで金融機関の考え方も知っておきましょう。

あなたに貸せるお金の根拠は、最終的に回収できる見込みが立っていれば、それが与信となるのです。
例えば20年後、あなたが何らかの事情で返済がむずかしくなることを想像してみてください。そんな時でも、20年返済してくれることで利子が得られて、返済できなくなった時には売却してしまえば回収が見込める額=与信が決定されます。

つまり与信とは、あなたが返済できるかどうかではなく、金融機関が回収できるかどうかで判断される、という話なのです。

さて、
いくら借りられるかも大事ですが、生活を楽しむためにどのくらいの出費が必要になるかも計算してみましょう。
その予算を確保しつつ、与信額内での借り入れでの検討をおススメします。

住宅ローンは、いくら返済できるかで考えると借り過ぎで失敗する可能性が出てきます。
目安としては、いくら返済できるかではなく、いくら貯金できるかで考えてみてください。
貯金もできないような返済計画では、不動産購入失敗の可能性が高いといえます。


失敗しないための借入額の検討方法をまとめますね。

1 高めの住宅ローン仮申し込みを、仮想物件でやってみる。
2 生活を楽しむための予算を考えてみる。
3 返済可能額ではなく貯金可能額で検討する。

いかがでしょうか。
このようにしてみると自分たちの資金力に適した予算が見えてきます。


今回は少し長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
アクシエイズムはいつでも相談に応じています。
安心してなんでも聞いてくださいね。

スタッフSでした。