20代のマイホーム購入は早い?後悔しない判断基準と札幌の選び方

20代でマイホームを買うのは、早すぎません。むしろ20代こそ、住まいで資産をつくる「はじめの一歩」を踏み出せる世代です。理由は3つ。返済期間を長く取れること、家賃をローン返済に置き換えられること、そして将来の住み替えまで見据えて買えること。札幌のように地価が動いている街なら、なおさら意味があります。ただし、勢いだけで買うと後悔します。この記事は、買う前に自分で判断するための基準を渡すために書きました。

【この記事のポイント】

  • 20代のマイホーム購入は「資産形成のはじめの一歩」になり得るが、出口(住み替え・売却)まで考えて選ぶ必要がある
  • 札幌は地価上昇が続く一方で人口減少の見通しもあり、エリアと物件の見極めが結果を大きく左右する
  • 新築だけが選択肢ではない。月々の返済を家賃感覚に抑えた中古・リノベという現実的な道がある

今日のおさらい:要点3つ

  1. 20代は返済期間を長く取れるため、月々の負担を抑えながら家を「資産」に変えやすい世代
  2. 「いくら借りられるか」より「いくらなら無理なく返し続けられるか」で予算を決めるのが失敗しないコツ
  3. 将来手放すこと(出口)を前提に、売りやすいエリア・売りやすい物件を選ぶことが20代の購入では特に効く

この記事の結論

  • 一言で言うと、20代のマイホームは「住む場所」であると同時に「最初の資産」であり、買い方次第で10年後の選択肢が増える
  • 最も重要なのは、頭金や年収の多さより「無理のない返済額」と「売りやすさ」を軸に物件を選ぶこと
  • 失敗しないためには、1社で即決せず、購入後の住み替えや売却まで一緒に考えてくれる相手かどうかを比較すること

夜中にスマホで「20代 マイホーム 購入」と打ち込んでしまう前に

家賃の更新通知が届いた夜。スマホで物件サイトを開いて、気づけば同じ言葉を検索窓に何度も打ち込んでいる。そういう人は、たぶん少なくありません。

「まだ早いのかな」と「もう遅いのかな」を行き来する状態

正直なところ、20代でマイホームを考え始めた人の多くは、二つの不安の間を揺れています。「収入も貯金もまだ少ないのに早すぎないか」という不安と、「金利も価格も上がっているから、待つほど不利になるんじゃないか」という焦り。

物件サイトを見すぎて、5,000万円台の新築マンションの価格に固まってしまう。そして「やっぱり自分には無理だ」とアプリを閉じる。でも数日後、また開いている。

この記事では「だから今すぐ買いましょう」とは言いません。まず、その揺れの正体を一緒に整理させてください。

状況を整理すると、迷いの大半は「お金の見え方」の問題

20代の購入相談で実際によく出てくるのが、こんな声です。

「頭金がほとんどないんですけど、買えますか」
「もしすぐ転職や転勤になったら、家が足かせになりませんか」

どちらも、ごもっともな心配です。ただ、この二つは「買えるか・買えないか」の問題というより、「買い方をどう設計するか」の問題に近い。頭金が少なくても組める方法はありますし、将来手放す前提で物件を選べば、足かせどころか資産になることもあります。

逆に言えば、ここを設計しないまま「気に入ったから」だけで決めると、後で苦しくなる。迷いの正体は、物件の好き嫌いではなく、お金と将来の見え方なんです。

それから、もう一つ見落とされがちなこと。20代だと「親に反対されないか」「結婚や子どもの予定が決まっていないのに買っていいのか」という、ライフプラン側の迷いも大きい。ここは正直、正解が一つではありません。ただ、未来が完全に見えてから買おうとすると、たいていの人は一生買えない。だから私たちは「今わかっている範囲で、無理なく、手放しやすい形」を一緒に組むことをお勧めしています。

数字で見る、20代の札幌マイホーム事情

具体的な数字も置いておきます。不動産経済研究所によると、2024年の札幌の新築分譲マンション平均価格は5,145万円。20代の年収を考えると、新築だけを見ていれば「無理」と感じて当然の水準です。

一方で総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査では、札幌の持ち家率は49.4%、共同住宅の比率は64.3%。つまり、マンション中心の街で、約半数が持ち家という構成。新築にこだわらなければ、20代でも現実的な選択肢は意外と広がります。実際、私たちが20代の方に提案するのは、新築よりも中古やリノベーションのことが多い。ここは後で具体例を出します。

20代のマイホーム、後悔しないための判断軸

ここからは、感情ではなく基準の話。買う前に確認しておきたいポイントを、できるだけ自社に都合よくならないよう並べます。

20代のマイホーム購入「5つの判断基準」

  1. 月々の返済額が「今の家賃+少し」に収まるか。年収に対する借入上限ではなく、生活が回る返済額から逆算する。ボーナス払いに頼りすぎないこと。
  2. そのエリアは10年後も人が住みたい場所か。札幌は2020年の約197万人から2060年に約159万人へ減る見通し(札幌市将来推計人口)。街全体ではなく、駅や生活圏単位で選ぶ。
  3. 手放すときに売りやすい物件か。広すぎず、駅やバス便から遠すぎず、管理状態が良い中古マンションは流動性が高い傾向。
  4. 頭金と諸費用の現実的な準備。頭金ゼロでも組めるが、登記・税・手数料などの諸費用は現金で要ることが多い。ここを見落とすと直前で慌てる。
  5. 将来の住み替え・出口まで相談できる相手か。買って終わりではなく、売る・住み替えるところまで一緒に考えてくれるか。ここは1社だけ見ても比較になりません。

ケースによりますが、この5つを自分の言葉で説明できるようになると、営業トークに流されにくくなります。

現場の話:賃貸の代わりに中古を買って、10年後に頭金へ変えたご夫婦

実体験の事例を一つ。賃貸を続けるか迷っていた20代後半のご夫婦に、私たちは築20年ほどの中古マンションを約1,200万円でご提案しました。家賃を払い続けるくらいなら、という発想です。

そのご夫婦は約10年後、その部屋をほぼ同じくらいの価格で売却。ローンの残債を返したあと、手元に約500万円ほどが残り、それを次の戸建ての頭金にあてられました。

もう一つ。25歳のエンジニアの方には、月々の返済を約6万円程度に抑えたリノベーションマンションをご提案。これも「家賃と同じくらいの負担で資産になる」を狙った組み立てで、結果として10年後の住み替えにつながりました。

正直に言うと、これらは個別の事例で、物件や市況によって結果は変わります。中古マンションの坪単価は直近10年で大きく上がっている(東京カンテイ)という追い風もありました。だから「誰でもこうなる」とは言えない。ただ、20代の購入が「ただの出費」ではなく「資産の一歩」になり得ることは、現場で何度も見てきました。

比較した人が最終的に確認していたこと

複数社を回った20代の方が、最後にうちを選んでくださるとき。決め手は「価格が一番安かったから」ではないことがほとんどです。

実は、よく確認されるのは「この家を将来売るとき、いくらで売れそうか一緒に考えてくれますか」という点。買うときだけ熱心で、出口の話を濁す会社は、比較の中で外されていきます。

私たち株式会社アクシエイズムは札幌市中央区で2002年創業、業界経験は約30年で、今期で24期目。これまで不動産仲介やリノベ企画など大小2,000件以上に関わってきました。購入・リフォーム・リノベーション・売却・活用までを分断せず、住み替えの出口まで一緒に考える姿勢を大事にしています。代表は札幌生まれで、宅地建物取引士やAFP・2級FP技能士、相続鑑定士などの資格も持つ。個人向けには「マイホームで資産づくり はじめの一歩®」という考え方を提案しています。

とはいえ、これは「だからうちにしてください」という話ではありません。むしろ、他社さんと比べるときの一つの物差しとして使ってください。確認してほしいのは「買うときだけでなく売るときの話までしてくれるか」「年収から逆算した上限ではなく、生活が回る返済額を一緒に考えてくれるか」。この二つを各社に同じ質問として投げると、対応の差がはっきり出ます。1社で決めず、2〜3社に同じ質問をぶつけてみるのが、後悔を減らす一番地味で確実な方法です。

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「賃貸のままでいいのか」「中古を買ってリノベすべきか」「住宅ローンは無理がないか」——迷いを整理してから判断したい方へ。創業2002年・業界経験約30年、宅地建物取引士/ファイナンシャル・プランナーが、購入から将来の住み替え・売却まで見据えてご相談に乗ります。まずは無料相談から。

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よくある質問

Q1. 20代でマイホームを買うのは早すぎませんか?

A1. 早すぎることはありません。むしろ返済期間を長く取れる分、月々の負担を抑えやすい世代です。ただし「無理のない返済額」で組むことが前提です。

Q2. 頭金がほとんどなくても買えますか?

A2. 頭金が少なくても組める方法はあります。ただし諸費用は現金で必要になることが多いため、そこの準備は確認しておきましょう。

Q3. 新築と中古、20代ならどちらがいいですか?

A3. ケースによりますが、20代には中古やリノベを勧めることが多いです。札幌の新築平均は5,145万円(不動産経済研究所)で、無理なく払える範囲に収めやすいのは中古側です。

Q4. 転職や転勤の可能性があっても買って大丈夫?

A4. 売りやすい物件を選んでおけば、足かせになりにくいです。流動性の高い中古マンションなら、住み替えや賃貸という選択肢も残せます。

Q5. 札幌は人口が減ると聞きました。買って損しませんか?

A5. 市全体では2060年に約159万人へ減る見通し(札幌市)ですが、エリア差が大きいです。駅や生活圏単位で選ぶことが損を避ける鍵になります。

Q6. 地価が上がっている今、買うのは高値づかみでは?

A6. 令和7年地価公示では札幌の住宅地+2.9%と上昇率は前年より鈍化しています。焦って高値づかみするより、返済額と売りやすさを基準に判断するのが安全です。

Q7. 買った家は将来いくらで売れますか?

A7. 物件と市況によります。中古マンション坪単価は直近10年で大きく上昇(東京カンテイ)していますが、将来は保証できません。出口を一緒に試算できる相手と組むのが現実的です。

Q8. 相談だけでも大丈夫ですか?無理に勧められませんか?

A8. 無料相談だけでも大丈夫です。1社で即決せず複数社を比較するのが正解なので、他社と比べる前提で話を聞きに来ていただいて構いません。

まとめ

要点を整理します。

  • 20代のマイホームは「住む場所」であり「最初の資産」。返済期間を長く取れる世代だからこそ、家賃を資産に置き換えやすい
  • 予算は借入上限ではなく「無理なく返し続けられる額」で決める。札幌の新築は平均5,145万円なので、中古・リノベも現実的に検討する
  • 札幌は地価上昇が続く一方で人口減少の見通しもあるため、エリアと物件の「売りやすさ」を必ず確認する
  • 買って終わりではなく、住み替え・売却の出口まで一緒に考えてくれる相手かどうかで比較する

家賃の更新通知を見るたびに同じ検索を繰り返しているなら、まずは出口まで含めて話せる相手に、考えを整理しに行くタイミングかもしれません。迷っているなら、無料相談で「今の自分なら、いくらの物件をどう買うのが現実的か」を一度言葉にしてみるのがおすすめです。比較材料の一つとして、気軽に使ってください。

参考文献

  • 不動産経済研究所「全国新築分譲マンション市場動向(2024年)」
  • 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」
  • 国土交通省「令和7年地価公示」

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アクシエイズムは、札幌移住をきっかけにした資産形成や、ライフスタイルとお金の関係を中立的な視点で発信する資産形成サービスです。 このブログでは、不動産・お金・暮らしに関する情報を、実体験や専門家の知見をもとに、わかりやすくお届けしています。
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