「家を買うのは危ない」は、半分正しくて半分間違いです。危ないのは家そのものではなく、出口を考えずに買うこと。理由はシンプルで、家は「買って終わり」ではなく、住み替えや売却まで含めた長い時間のお金の話だから。だから、これから家を買うか迷っている人ほど、買う前に「将来いくらで売れそうか」「払い続けられるか」を確認しておくべきです。
【この記事のポイント】
- 「家を買うのは危ない」と感じる正体は、家ではなく「出口の見えなさ」にある
- 安全に判断するには、購入価格より「総支払額」と「売却見込み」を先に見る
- 1社で即決せず、判断基準を3〜5個持って比較すると後悔が減る
今日のおさらい:要点3つ
- 「危ない」のは家ではなく、住み替え・売却まで考えずに買う買い方そのもの。
- 札幌の地価は令和7年も全区で上昇、ただし上昇率は鈍化。価格だけ見て焦るのは禁物。
- 判断基準を持って複数社を比較し、無料相談で「出口」まで聞ける会社を選ぶのが安全策。
この記事の結論
- 一言で言うと、家を買うのが危ないのではなく「出口を考えない買い方」が危ない、ということ。
- 最も重要なのは、毎月の返済額と将来の売却見込みを買う前に確認しておくこと。
- 失敗しないためには、1社で決めず、購入から売却までを一緒に考えてくれる相手を比較すること。
夜中に「家を買うのは危ない」と検索してしまう、その手前で立ち止まる
検索窓に同じ言葉を打ち込む夜
正直なところ、家の購入を考え始めた人の多くが、ある時期から夜中にスマホを握っています。昼間は前向きに物件サイトを眺めていたのに、寝る前になると検索窓に「家を買う 危ない」「住宅ローン 後悔」と打ち込んでしまう。同じ言葉を、何度も。
気持ちはわかります。数千万円の買い物なんて、人生でそうそうない。情報を見れば見るほど、「買って大丈夫なのか」「自分だけ損をするんじゃないか」と、答えの出ない問いがぐるぐる回る。物件の写真は見すぎて、もうどれがどれだか分からなくなっている。本当は「この決断が正しいのか」を知りたいだけなのに。
しかも、ネットで出てくる体験談はなぜか極端なものが多い。「家を買って人生が終わった」みたいな見出しもあれば、「買わない方が損」と煽る記事もある。両極端の声に挟まれて、自分の状況に当てはまるのはどっちなんだろう、と余計に分からなくなる。そういう夜が、何日も続いている人もいると思います。
「危ない」の正体を分解してみる
実は「家を買うのは危ない」という言葉には、いくつもの不安が混ざっています。ローンが払えなくなったらどうしよう、という返済の不安。買った瞬間に価値が下がるんじゃないか、という資産の不安。そして、営業トークに乗せられて変な物件をつかまされないか、という人への不安。
これらは全部「家そのもの」の問題ではありません。多くは「買ったあと、どうなるか分からない」という出口の見えなさから来ています。逆に言えば、出口さえ見えていれば、危なさはかなり言語化できて、対処もできる。ここを切り分けないまま「家=危険」と丸ごと怖がると、判断そのものが止まってしまいます。
数字で見る札幌の「いま」
落ち着いて数字を見ましょう。国土交通省「令和7年地価公示」によると、札幌市の地価は住宅地+2.9%、商業地+6.0%で全区が上昇しています。ただし前年は住宅地8.4%・商業地10.3%でしたから、上昇率自体は鈍化している、というのが正確なところ。
新築分譲マンションの2024年札幌平均価格は5,145万円(不動産経済研究所)。確かに高い。一方で総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」では札幌の持ち家率は49.4%、つまり半分近くの世帯が自分の家を持っている。空き家率は13.8%という現実もある。価格が上がっているから今すぐ買うべき、とも、高いから買うな、とも単純には言えない。だからこそ「自分の場合は」で考える必要があるわけです。
補足すると、令和6年地価公示では札幌の全用途平均が+9.1%、2024年には金融・資産運用特区にも指定されました。お金が集まりやすい街、という追い風はある。ただ、追い風があるときほど「全部が値上がりする」と勘違いしやすい。上がる場所もあれば、そうでない場所もある。だからこそ「危ないかどうか」は街全体の平均ではなく、自分が買おうとしている一軒で見ないと意味がないんです。
「家を買うのは危ない」を「自分で判断できる」に変える5つの軸
買う前に確認したい5つの判断基準
ケースによりますが、危なさを下げるために確認しておきたいことは、だいたい次の5つに整理できます。これは自社に有利な基準ではなく、どこで買うか比較するときにも使ってもらえる内容です。
- 総支払額で見ているか:物件価格だけでなく、ローン金利・管理費・修繕積立金・固定資産税まで含めた「払い続ける額」で判断しているか。
- 毎月の返済が生活を圧迫しないか:手取りに対して無理のない返済比率か。ボーナス頼みになっていないか。
- 将来いくらで売れそうか(出口):10年後に住み替えるとき、いくらで売れそうか。資産価値が極端に落ちにくい立地・条件か。
- 相談相手が出口まで話すか:買うことだけを勧める相手か、売却・住み替えまで一緒に考える相手か。
- 複数社を比較したか:1社の言うことだけで決めず、別の見方も聞いたか。
正直、全部を完璧に満たす物件はほとんどありません。どれを優先するかは人それぞれ。ただ、この5つを「なんとなく」ではなく「言葉にして」確認した人ほど、あとで揺れにくい印象があります。
現場の声:賃貸の代わりに中古を買って、10年後に頭金にできた夫婦
実際にあった話を一つ。賃貸の家賃を払い続けるのがもったいない、でも買うのは危ない気がする——そう迷っていたご夫婦がいました。私たちが提案したのは、築20年の中古マンションを約1,200万円で購入する、という案。
「中古って、結局あとで困りませんか」と、奥さまは最初、警戒した顔でした。当然です。そこで私たちは出口の話をしました。この立地・この価格帯なら、10年後もそう大きくは値崩れしないだろう、と。結果、約10年後にほぼ同額で売却でき、ローン残債を返したあと約500万円が手元に残り、それを戸建ての頭金にできました。
旦那さまがぽつりと「家賃だと思って払ってたのに、お金が残ったんですね」と言ったとき、派手な感動というより、ふっと肩の力が抜けた、そんな表情だった。買う前にあれだけ「危ない」と検索していたのが、嘘みたいだ、とも。※これは個別事例で、物件や市況により結果は異なります。同じ条件でも結果が変わることはあります。
念のため補足すると、この夫婦が選んだのは「値崩れしにくい立地・価格帯」でした。中古だから安全、ではなく、出口を計算したうえでの中古、という順番。ここを取り違えると、安く買ったつもりが売れない物件をつかむことにもなりかねません。
比較した人が最終的に確認したこと
私たちのところへ来る方の多くは、複数の不動産会社を回ったうえで相談に来られます。そのとき「最後に何を見て決めたか」を聞くと、答えはわりと共通している。
物件のスペックや価格そのものよりも、「この会社は、売るときの話までしてくれたか」。買わせて終わりではなく、10年後・20年後の住み替えや出口まで一緒に考えてくれるか。アクシエイズムは平成14年(2002年)創業、業界経験約30年で、不動産仲介・リノベ企画など大小2,000件以上に関わってきました。25歳のエンジニアの方に月々約6万円程度の返済を目安にリノベーションマンションを提案し、10年後の住み替えにつなげた、というケースもあります。
もう一つ、比較した人がよく口にするのは「数字の根拠を見せてくれたか」という点。なんとなく大丈夫です、ではなく、近隣の取引事例や将来の見通しを具体的な数字で示してくれたか。当社には宅地建物取引士のほか、相続鑑定士、CPM、CCIM、2級FP技能士といった資格を持つ者がいて、購入・リフォーム・売却を分断せずに見ます。ただ、これも「絶対こうなる」と保証するものではない。市況は動くし、例外もある。最終的に選ばれた理由は、断定で安心させたからではなく、迷いも含めて一緒に並走したから、だと思っています。
🏠 札幌の住まい・資産づくりの相談はアクシエイズムへ
「賃貸のままでいいのか」「中古を買ってリノベすべきか」「住宅ローンは無理がないか」——迷いを整理してから判断したい方へ。創業2002年・業界経験約30年、宅地建物取引士/ファイナンシャル・プランナーが、購入から将来の住み替え・売却まで見据えてご相談に乗ります。まずは無料相談から。
よくある質問
Q1. 結局、家を買うのは危ないんですか?
A1. 家そのものより「出口を考えない買い方」が危ない、というのが正確です。総支払額と将来の売却見込みを確認すれば、危なさはかなり下げられます。
Q2. 今は価格が高いので、買わない方がいい?
A2. 令和7年地価公示では札幌は全区上昇ですが上昇率は鈍化。高いから一律でやめる、ではなく、自分の返済力と出口で判断するのが現実的です。
Q3. 賃貸を続ける方が安全では?
A3. 安全性は人それぞれです。前述の夫婦は約1,200万円の中古を10年後ほぼ同額で売り、約500万円残せました。家賃で消える額と比較して考えるのがおすすめ。
Q4. 中古マンションは危なくないですか?
A4. 立地と価格次第です。東京カンテイのデータでは中古マンション坪単価は直近10年で大きく上昇。値崩れしにくい条件かを出口視点で見るのが重要です。
Q5. 営業に押し切られそうで怖いです。
A5. 1社即決を避けるのが一番の対策です。最低2〜3社を比較し、売却・住み替えまで話す会社かを確認してください。即決を急がせる相手は要注意。
Q6. 札幌は人口が減るのに買って大丈夫?
A6. 札幌市の将来推計では2020年約197万人→2060年約159万人へ減少見通し。だからこそ需要が残りやすい立地を選ぶことが、出口を守る鍵になります。
Q7. リフォームやリノベは資産価値にプラス?
A7. ケースによります。住みやすさは上がりますが、過度なオーダー仕様は売却時に評価されにくいことも。出口を見据えた範囲に留めるのが無難です。
Q8. 相談だけしても大丈夫ですか?
A8. 大丈夫です。アクシエイズムは無料相談があり、買う前提でなくても構いません。判断基準を整理したい段階での相談こそ意味があります。
まとめ
要点を整理します。
- 「家を買うのは危ない」の正体は、家ではなく「出口を考えない買い方」にある。
- 判断は物件価格だけでなく、総支払額・毎月の返済・将来の売却見込みで行う。
- 5つの判断基準を言葉にして確認し、1社で決めず複数社を比較する。
- 売却・住み替えまで一緒に考えてくれる相手かどうかが、最後の決め手になりやすい。
物件サイトを見すぎて夜眠れなくなっているなら、いったん物件探しの手を止めて、「自分の場合の出口」を一度誰かと整理してみるのがおすすめです。買うかどうかをまだ決めていない段階でも構いません。判断基準を持って比較したい人ほど、無料相談で出口まで話せる会社に一度聞いてみてください。
参考文献
- 国土交通省「令和7年地価公示」
- 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」
- 不動産経済研究所「全国新築分譲マンション市場動向(2024年)」
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