2025年も終盤に入り、札幌圏の不動産市場では毎年恒例の 「年末の駆け込み需要」 が本格化しています。
今年は例年以上に動きが早く、住まいを検討する多くの方が “中古×リノベーション” を選ぶ傾向がはっきりと出ています。
では、なぜ2025年の今、これほどまでに「中古×リノベ」が選ばれているのでしょうか?
その理由をシンプルにまとめました。
1|札幌の中古マンション価格が高騰し、“手が届く選択肢”が中古へ移動
2025年の札幌市は、中古マンションの価格が 過去最高レベル に達しています。
新築価格の高騰が続いていることもあり、
「新築はもう現実的ではない」
という声が年々増加。
一方で、昭和~平成初期の中古マンションは、
まだ“割安ゾーン”が残っているため、
価格を抑えて理想の間取りとデザインを実現できる
として注目が高まっています。
注目すべきは、全体流通のうち、築年数30年以上のマンションが 過半数を超えていることです。

2|新築不足で“良い中古”に人気が集中している
2025年は、新築住宅の着工数が大きく減り(前年比16%減)、
供給不足が顕著に。
その結果、
- 良質な中古物件はすぐ売れる
- 価格が安定しやすい
- リノベ済物件は特に人気
という流れが生まれています。
特に11月以降は、
「年内にローン条件を確定させたい」
という動きから、一段とスピードが早まっています。
さて、築年数30年をはるかに超えた昭和のマンション素材。
これは、あなたにとって、『良い中古』となり得るでしょうか??
そして、こういった築年数の場合、長期住宅ローンは組めるのでしょうか??
良い物件の定義、あなたはどのように考えますか??


3|中古×リノベなら、“価格・性能・デザイン”の三拍子が揃う
2025年の住宅購入者が中古×リノベを選ぶ最大の理由は、
費用と満足度のバランスが最も良いから。
もう一つは、立地や広さ、日当たり。これはむしろ、古い物件に優位性がありますね。

リノベーションを前提に中古を選ぶと…
- 新築より圧倒的に安い
- 最新の設備や断熱性能が手に入る
- 自分好みのデザインにできる
- 管理の良い昭和マンションは資産価値が安定
というメリットがあり、
“無理なく理想を叶えられる方法”として支持されています。

4|年末は“決断スピード”が市場を左右する時期
11月〜2月は、
- 来春の転勤
- 入園・入学準備
- 金利条件の確定
などの準備の理由で、毎年動きが活発になります。

2025年は特に、
「良い物件から決まっていくスピードが速い」
という特徴があります。
中古×リノベを検討している方にとって、
この年末は1年で最も動きやすいシーズンと言えます。