後悔しない不動産購入のアドバイスとして、これまで7つのポイントをお伝えしてきました。(まだご覧になっていない方は、4月16日のブログをどうぞ。)
今回は第4回目「住みたいエリアの情報収集」についてお届けします。
情報収集するにもポイントがありますので、今回の内容も見逃せないものになっています。ぜひ最後までお付き合いください。
住みたいエリアの情報収集の方法は5つのポイントにまとめることができます。
1. 公共交通(通勤)のアクセス
2. おとなりの『人となり』
3. インフラ環境
4. 昼の顔、夜の顔
5. 街ができる前はどんな土地?
他にも知っておいた方が良いことはあるのですが、多くの人にとってこれら5つは特に共通点が多いと思います。
それでは情報収集の方法と、ポイントについて説明していきましょう。
<1. 公共交通(通勤)アクセス>
中古住宅やマンションを見に行く際、ほとんどの人が土日の日中に見に行きます。
でもそれはほんの一部にしかすぎません。
平日の通勤時間帯や、帰宅時間帯の道路事情なども想像してみましょう。
朝、実際に通勤するための道を車で走ってみることも大事です。
『駅まで徒歩10分』は本当なのかどうか、実際に歩いてみましょう。
歩きながら以下のこともチェックしてください。
そこは子供の通学路や歩道がしっかり区分けされているでしょうか?
そこの街灯は夜に帰宅する時や冬期間にしっかり足元を照らしてくれるでしょうか?
通勤や通学で、想像以上の負担がかかることは避けたいですよね。
情報はネットや本だけではなく、自分の足も使って収集してみましょう。
物件資料だけではわからない、そのエリアの一面を発見することができますよ。
<2. おとなりの『人となり』>
マイホームを購入したら、お隣さんとのお付き合いも始まります。
しかも、どうかしたら一生その関係は変わないかもしれません。
良いお付き合いができればよいのですが、歩み寄れない難しい人がいるのも事実。
できるだけ事前に隣人さんの情報は知っておきたいところです。
戸建ての場合の見るべきところは、敷地や玄関回りが片付いているかどうか。
マンションについては管理会社や管理組合の人にトラブルメーカーの有無を聞いておきましょう。
正直には教えてもらえない場合もあるので、教えてもらえたとしてもその辺は少し割り引いて判断するのが賢明かもしれません。
また、勇気をもってピンポンするのも一つの方法です。
直接話して購入を検討していることや、世間話の一つもできれば、いろんな印象を感じ取ることもできるでしょう。
<3. インフラ(生活の基盤となるもの)環境>
学校、郵便局、金融機関、区役所や避難場所などのアクセスもしっかり確認しておくとよいでしょう。
戸建ての場合、雪捨て場があるかどうかも要チェック。
インフラではありませんが、大雪の時など敷地内で処理するのが難しい時は、公園や公共敷地まで運ぶことも考えなくてはなりません。
除雪が入る道路かどうかも事前チェックしておきましょう。
夏場に物件を見るときには、なおのこと想像力を働かせて見落としがないようにしましょう。
また、上下水道はもちろんのこと、電磁波の影響などが気になる人は携帯電話の鉄塔の近くは避けた方が良いかもしれませんね。
<4. 昼の顔、夜の顔>
男女が初めてデートする時は、晴れた昼間が多いのではないでしょうか。
でもそれだけでは相手の一面しか見れませんよね。
実は不動産も同じなのです。
日当たりや、夜の街灯の配置なども確認しておきましょう。
また、雨の日に家の前に水たまりができていたら対策も必要です。
時間帯や曜日を変えて何度も見に行くことで、そのエリアの長所と短所を理解できるようになります。
<5. 街ができる前はどんな土地?>
そこが災害に強い土地か、災害が起きやすい土地かは『地名』で知ることもできます。
一般には地名に、谷、池、蛇などが付く土地は水害が発生しやすいといわれているので、地理的環境を確認しておきたいところです。
また、分譲地などは土地改良などで大量の客土を盛った可能性もあります。
よそから運び入れた土は大地震などで液化現象や地盤沈下などを起こす可能性もあるので要注意です。
その土地の成り立ちを知ることで将来のリスクを減らす選択も可能になります。
建物ばかりに目を向けないでくださいね。
以上、5つのポイントをお伝えしました。
マイホームを購入してから暮らす期間に比べると、検討する期間ははるかに短いといえます。
だからこそ、限られた検討時間の中で入居後の後悔を減らすためも、当然ながら自分たちの努力も必要になってくるのです。
「大事なことは後悔しないこと。
そのためには、自分の足で動いて確認することも必要なのです。」
いかがでしょうか。
今回のブログで、自分で動く価値を感じていただければ何よりです。
もしかして、子育て中のご夫婦や日中動きにくい方にとっては、今回のアドバイスは厳しいかもしれません。
そのような方は、当社にご相談ください。
これまでさまざまな環境の方々と関わってきましたので、お役に立てる情報をもちましてお手伝いさせていただきます。
スタッフSより。