二世帯住宅で同居を選ぶ際に気にかけていただきたいポイント・前編(お金編)
二世帯住宅で助け合いながらの笑顔あふれる生活。一度は憧れますよね。
そんな憧れ空間の金銭事情を親との二世帯同居を例にご紹介させていただきます。
二世帯?それともご近所??二世帯住宅のリアル
二世帯生活で大切にしていただきたいのが、 ”家族であっても他人である”という認識の共有です。お互いの関係性を大切にする上で、最も重要になります。円満な生活はお互いのプライバシーを大切にすることで成り立ちます。
親と近所に住む「近居」はある程度のプライバシーが確保されます。
お金事情をどこまで見える化するか
金銭事情を共有できていると、共同の支払いトラブルが事前に防げますね。二世帯住宅は別世帯ですが、同じ建物に居住します。
そのため固定費の支払い、税金関係は別々に一軒家で住む場合と比較すると二世帯住宅の方が安くなるケースがほとんどです。
住宅ローンを共同でお支払いしているなど、お金を出し合う際、お互いの経済状況の把握が必要になります。
大きな怪我などの緊急時に対応できるよう、支払い方法や保険の内容を把握しておきましょう。
相続関係も事前に相談しておくと、トラブルの防止につながります。
共同の支払い
- 住宅ローンの支払い
- 固定資産税
- 公共料金(メータ次第で別契約が可能な場合がある)支払状況含む
- 緊急時の出せるお金の状況
- 火災、健康、生命保険関連の加入状況
- 医療機関関係
何か起こった際に、支払いが滞ると関係が悪化してしまう可能性があるため、
同居前にどこまで共有するか、お互いに見せられる範囲を確認しておきましょう。
親との二世帯同居は、介護を見据えて
二世帯住宅での同居の良い点として
- 共に健康面が見える環境
- 通院状況を把握できる
などがあります。
介護認定を受ける際は、通院歴、服薬状況を伝える手続きが必要になります。
保険関連の支払い状況も把握できている場合、とても手続きがスムーズになります。いつからどんな症状があったかなどの聞き取りもあるため、日々顔を合わせていたら伝えやすいですよね。
子育て、家族イベント、介護、共に楽しい時間が増えそうですね。
上手に一緒に暮らしていくポイント
お互いに支払いを滞る事がない上で成り立つのが円満生活です。
同じ建物に住んでいても別家庭である上を踏まえ、お互いの金銭事情を共有する癖づけが上手に暮らして行く上で重要になります。
中でも、収入増減・勤務先変更などは都度伝えていくのが重要になります。
共に生活する上で、使用場所についても、共同、個人の部分を事前に話し合っておきましょう。
料理をシェアして節約できるかも?
お料理シェアは節約になって自分と違う味が楽しめる。
支え合える感じがとてもうれしいですよね。
頻度を話し合ってお互いに負担にならない程度に、おうちご飯を楽しんでみてはいかがでしょうか?
金銭的なメリットとデメリット
・メリット
- 税金を含む総合的な支払いが安く済む場合がある。
- 緊急時に身内がすぐそばにいる安心感。
- 建物のコストカット、予算アップが可能になる。
・デメリット
- 自由が無いと感じてしまう事がある。
- 相続事にトラブルになる可能性。
- 金銭事情トラブルの可能性。
- お互いの経済状況の共有の必要性あり。
今回のまとめ
今回は二世帯住宅購入を考えている方へ向け、事前に知っていただきたい、お金事情を親との同居を例にご紹介させていただきました。
楽しい二世帯住宅ライフになるよう、今回の記事を参考にしていただけたらうれしいです。
また、資産運用のご相談も承っております。
もし物件探しでお困りの際は、アクシエイズムまでお気軽にお問合せ下さい!