こんにちは、スタッフSです。
今日は、不動産業界の中でもあまり語られない“1000万円台の物件”について、私たちアクシエイズムが感じている本音をお話しします。
先に結論をお伝えすると――
1000万円台は、とても価値のある宝の山です。
ただし、“どんな物件でも宝”というわけではありません。
私たちは日々物件を見ている中で、そこに確かな差があることを実感しています。

■ 1000万円以下の「そのまま古い物件」は、確かに多い
1000万円前後の価格帯で検索すると、築年数が40年近い物件や、設備も間取りも当時のまま……というものが多数出てきます。
- キッチンが昔のサイズのまま
- 浴室や洗面が経年劣化している
- 間取りが今の生活様式に合っていない
もちろん、DIYが得意な方には“素材として”魅力的な部分もありますが、多くの方にとっては、住むために追加費用がかなりかかるカテゴリです。
■ そして最も多いのが「一部だけ直した残念リフォーム」物件
これは業界でもよくあるケースです。
- 床だけ新品
- クロスだけ張り替え
- 見た目だけ“それっぽい”けれど、生活動線は昔のまま
- 設備は古く、配管も手つかず
つまり、表面だけキレイに見せた“チグハグな仕上がり”です。
こういう物件は、初めて家を買う方にとっては判断が難しく、
「買ったけど使いづらかった」「結局リフォームが必要になった」ということもしばしば。
価格は魅力的なのに、住み心地や満足度が追いつかない――それが“残念リフォーム”物件が抱える課題です。
■ だからこそ希少価値が高い:“本気のフルリノベ済”物件
1000万円台の市場を見ていると、実は少しだけ“光る存在”があります。
それが、間取りから設備まで一新し、新築同様に生まれ変わったフルリノベ済物件です。
- 生活動線を現代の暮らしに合わせて再設計
- 配管など見えない部分までしっかり更新
- キッチン・お風呂・洗面などの設備も新品
- 外観まで刷新されている場合も
多くの方が本当に欲しいのは、このタイプの物件です。
しかし――ここがポイントなのですが――
この“本気のフルリノベ済”は、1000万円台ではほとんど出てきません。
理由は簡単で、手間もコストもかかるのに価格を抑えるのが難しいから。
だから市場に出てきても、すぐ売れてしまう。
これが「宝の山」と私が呼ぶ理由です。
■ アクシエイズムが1000万円台にこだわる理由
“宝の山”とは、価格以上の価値を持つ物件のこと。
私たちアクシエイズムは、その価値を丁寧に見極め、
「安心して紹介できる」「住んでから心地いい」物件だけを扱いたいと考えています。
協業のパートナー様からも、
- 「この価格帯なのに、ちゃんとしている」
- 「紹介しやすい理由がわかる」
- 「お客様が喜んでくれる」
といった声をいただけるのは、このこだわりがあるからこそだと思っています。
1000万円台の物件は、決して“安いから手を抜いていい価格帯”ではありません。
むしろ、予算を抑えたい方が“豊かに暮らすための選択肢”が眠っている場所。
だからアクシエイズムは、このフィールドに真剣に取り組んでいます。
■ 最後に:価格ではなく、価値で住まいを選ぶ時代へ
「安い物件は不安」
「古くて使いづらいのでは?」
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、良い物件に出会えれば、1000万円台は人生を豊かにする“賢い選択”になります。
宝の山は、確かにあります。
ただし、その中から“本物”を見つける目が必要です。
アクシエイズムは、その目となり、ご紹介いただく方にも、住む方にも、
“ちょうどよくて豊かな暮らし”を届けられる存在でありたいと思っています。
